Excelで絵しばいをつくろう:移動設定

Excelで絵しばい、設定の方法を見よう!( 移動設定 )

移動設定シートについての説明

図形を移動させるには、この移動設定シートで行います。”絵しばい”を作成し移動させるデーターは「移動設定」シートに書き込まれます。設定できるのは、1つだけのシートです。ですから他のシートに ”絵しばい” を作成しようとする場合はデーターをクリアにしてから作成して下さい。シートのあらゆる部分をマクロの設定に利用しています。指定された項目のみ修正が可能です。また 列、行の、挿入、削除、等は行わないで下さい。不具合の発生につながります。以下に移動設定の各項目について説明します。

“移動設定シート”

◆ 移動設定シートのマクロボタンの説明

  1. 移動設定シートで”絵しばい”が完成した時 =>この図形データーを登録保存します
  2. マクロ選択パネルが表示されない時 =>マクロ選択パネルの再表示
  3. 移動設定シートでもう一度やり直ししたい時 =>このシートのデーターをクリア
  4. Webで”絵しばい”の操作方法を知りたい時 => 絵しばいのURLへリンクします
  5. 図形を移動させる各設定部分の機能について説明 =>図形を移動させる各設定部分の機能について説明します。
  6. “絵しばい”のIDとして絵しばいタイトルが必要です。=> 絵しばいタイトル
  7. 移動対象の図形名が必要です。=> 図形の名前
  8. 移動対象を単体で行うか複数で行うかを決めます。=>単体図形
  9. 作成したところのシート名が書き込まれます。=>シートの名前
  10. ◆ 指定できる
  11. 移動は各節点毎に行われます。=>節点番号
  12. 移動節点毎の座標が書き込まれます。=>xyの座標
  13. 図形の幅と高さが書き込まれます。=> 図形の幅高さ
  14. 図形の幅と高さの微小変化量を指定します。=>図形幅高さ変化
  15. 図形の色を指定することができます。=>図形の色
  16. 図形の変化する角度を指定することができます。=>図形の角度
  17. 図形を表示したり非表示にしたりすることが出来ます。=>図形の表示/非表示
  18. 図形の動作の時間を調整することが出来ます。=>待ち時間
  19. 図形の移動とは離れ一時的にイベントを表示します。=>図形演出
  20. 図形の移動を一時的にそこに留まり停止したい場合。=>図形演出
  21. 図形の移動を一時的にそこに留め静止型アニメーションを設定したい場合。=>図形演出
  22. 図形の向きを指定することが出来ます。=>図形の向き
  23. ある節点で新しい図形に交換することが出来ます。=>図形交換
  24. 特殊な条件の時指定します。=> 特別図形
  25. 平面的な図形の3Dを対象としています。=>特別図形3D
  26. 図形の向きを反転させます。=>図形反転
  27. 曲線移動の時書き込まれます。=>平均移動量と放物線移動の横幅
  28. 曲線移動の時、放物線移動係数を指定します。=>放物線移動係数を指定
  29. スクロール機能を指定します。=>背景を移動する
  30. パラパラ動画的なアニメーション図形を複数指定します。=>アニメーション移動
  31. セルの位置
  32. 3Dモデルで(X軸)(Y軸)(Z軸)を基準に回転させる。=>3Dモデルで(X軸)(Y軸)(Z軸)を基準に回転、変移角度を指定

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移動設定シートのマクロボタンの説明

“マクロボタン4個”について説明します。

★★ この図形データーを登録保存します ★★

”絵しばい” の作品が完成しますと、このデーターを保存して次の ”絵しばい” の作品を作るために空けなければなりません。練習用の作品であれば ”このシートのデーターをクリア” ボタンをクリックして空にする方法もあります。作品として認めるのであれば ”この図形データーを登録保存します” ボタンをクリックして ”移動設定を登録” シートに書き込み保存します。ここで言う保存とは ”移動設定を登録” シートに書き込みしているだけです。本当の意味でいう保存とはExcelの終了時点で保存を選択して終了することです。

★★ マクロ選択パネルの再表示 ★★

絵しばいマクロ選択メニューダイアログ ボックスは時々表示されないことがあります。このボタンをクリックすることにより、再び 絵しばいマクロ選択メニューダイアログ ボックスを表示させることができます。

★★ このシートのデーターをクリア ★★

”絵しばい” の作品を作成していると時々失敗することもあります。 ”絵しばい” を作成しているとデーターは移動設定シートに書き込まれます。新たに”絵しばい” の作品を作りたいと思った時、以前のデーターが邪魔になります。このボタンをクックしますと、以前のデーターをクリアにすることができます。別のシートに ”絵しばい” を作成しようと思ったとき、この機能を使って以前のデーターを空にします。

★★ 絵しばいのURLへリンクします ★★

絵しばい”の作り方が分からない時、クリックしますと”絵しばい”のネットにつながります。ネット上で詳しく説明しております。EXCELの画面では理解できないような時ネットで見た方が分かりやすいと思います。

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★ 図形を移動させる各設定部分の機能について説明します。

★★ 絵しばいタイトル ★★

”絵しばい”のタイトルです。”絵しばい”の名前です。「絵しばいのタイトルを決める」ボタンを実行しますと、ここに書き込まれます。登録保存されますとこの名前が呼び出しの名前になります。

★★ 図形の名前 ★★

移動対象となる図形の名前です。「図形の登録」ボタンを実行しますとここに書き込まれます。スタート点での図形名になります。

★★ 単体図形 ★★

この”絵しばい”は単体図形を対象にしています。「移動節点にする」ボタンを実行して”絵しばい”を作成する場合は単体図形になります。また「複数図形移動節点にする」ボタンを実行して”絵しばい”を作成する場合は複数図形になります。

★★ シートの名前 ★★

この”絵しばい”は sheet1 で作成されたことを意味します。任意のシートを選択し”絵しばい”を作成しますと自動的にここに記録されます。お勧めとしてシート名は”絵しばい”の作品名にすることです。後からでも変更できますが裏ワザが必要になります。

★★ 指定できる ★★

ユーザーが図形移動の設定を好みに合わせて変更修正できることを意味します。反対に変更修正できない項目もありますのでご注意下さい。

★★ 節点番号 ★★

図形の移動する節点の番号を意味します。移動、移動の節めを表します。第1節点~第150節点まであります。この移動節点毎に色々な設定ができます。

★★ xyの座標 ★★

「移動節点にする」ボタンを実行しますと、ここに上下方向、左右方向の座標が記録されます。各セルの座標を読み取り記録されます。単位はポイントです。ここで直接、データーを揃えたい時など手修正で値を変えることもできます。座標値はセルの番地を示す「セルの位置」 とリンクしています。手修正を加えても同時にセルの位置も変わります。但し移動設定シートだけ適用されます。

★★ 図形の幅高さ ★★

「図形の登録」ボタンを実行して図形を登録しますと、その時の図形の幅と高さがここに記録されます。後でこのデーターを手修正変更することもできます。

★★ 図形幅高さ変化 ★★

図形の幅と高さの変化させる量を指定します。図形は各節点間を小刻みにループ回数分移動します。この1つ分の微小な増減量を指定することにより、図形が大きくなったり、小さくなったりします。選択はプールダウンメニューで選択します。量の度合いにより激しく変化したり微妙に変化したりします。

★★ 図形の色 ★★

オートシイープに限り図形の色を指定できます。プールダウンメニューから色番号を選択します。色番号が何色を示すかは”移動設定”シートの”Color Index 番号”と”色”の関係を参考にして下さい。

★★ 図形の角度 ★★

移動節点間で図形が1回毎に変化できる角度を指定します。プールダウンメニューから角度を選択します。プラスとマイナスはそれぞれ逆回転を意味します。角度の度合いに依って激しく回転したりゆっくり回転したりします。

★★ 図形の表示/非表示 ★★

図形を表示と非表示に切替を指定できます。通常は表示状態で示されます。意図的に図形を表示したくない時に利用します。プールダウンメニューから選択します。

★★ 待ち時間 ★★

移動節点間で図形の移動時間を調整できます。移動を早くしたり、遅くしたりできます、プールダウンメニューから13段階から選択します。この機能はパソコンの環境により異なる場合があります。

★★ 図形演出 ★★

”演出用図形”この機能は移動図形と独立した機能です。各節点、と節点の間に独立して作成された図形移動を開始したり、図形描画的な表示をします。途中で休憩するような感じです。プールダウンメニューから演出名を選択します。以下に示すのはイベント的な項目です。

ビックリ飛び出し 、曲線ジャンプ、 アートライン、 アートライン2、花火1、花火2、 図形回転1、 図形回転2、金魚遊泳、蟹たわむれ、 直線アート、 直線アート2、 子供散歩

図形移動をそこに留まり、待機します。待機時間を選択します。

待機時間5秒、待機時間10秒、 待機時間20秒、 待機時間30秒、 待機時間40秒、待機時間50秒

そこに留まり、静止型アニメーション”を設定したい場合に下記の項目を選択します。アニメーション対象図形とコンビで設定します。

★★ 図形の向き ★★

”図形の向き”この機能は各節点から節点に変わる時、図形の向きを微調整するものです。図形の向きが意に反して違った方向を向いている時、この機能を使って微調整します。プールダウンメニューから角度を選択します。プラス、マイナスは逆向きを意味します。

★★ 図形交換 ★★

”図形を変える”とは、各節点から節点に変わる時、別の新しい図形と交換することができます。新しい図形はそのシートに存在しなければなりません。プールダウンメニュにそのシートに存在する図形名が表示され選択します。図形の大きさは前の図形の大きさを継承します。

★★ 特別図形 ★★

★★ 特別図形3D ★★

”特別指定図形”この機能は移動する図形に新たに図形自身に動作を付加するものです。2つの組み合わせで実現します。オートシェープが持っている3D_回転を利用したものです。動作は限定されますが図形に合った動作を選ぶべきでしょう。動作は動き方の種類によってプールダウンメニュから、X軸を中心、Y軸を中心、Z軸を中心、とした 3軸を中心とした動きで、動作の大きさから大、中、小と3段階で選べます。また対象となる図形を”特別指定図形で3D_回転”項目で対象となる図形をプールダウンメニューから選択します。ここで指定するのは、Office22019で使用できる3Dモデルとは別のものです。以下に選択できる項目を示します。

X軸回転3_D大、X軸回転3_D中、 X軸回転3_D小、Y軸回転3_D大、Y軸回転3_D中、Y軸回転3_D小、Z軸回転3_D大、Z軸回転3_D中、Z軸回転3_D小、XYZ軸回転3_D大、XYZ軸回転3_D中、XYZ軸回転3_D小、XY軸回転3_D大、XY軸回転3_D中、XY軸回転3_D小、YZ軸回転3_D大、YZ軸回転3_D中、YZ軸回転3_D小 

★★ 図形反転 ★★

★★ 図形反転説明 ★★

“図形を反転”この機能は図形を反転させます。この方法は2つしかありません。左右反転と上下反転です。図形の回転、図形の反転などどういう意味か分かりずらいので更に具体例を参考にして下さい。

★★ 平均移動量と放物線移動の横幅 ★★

平均移動量とは各節点間を移動するのに移動距離をループ回数分で割って算出しています。1回の移動量は5ポイントから10ポイントです。何の為に利用できるかと思いますが、図形移動の時間調整に利用できます。項目”待ち時間”でも時間調整できますがそれでも充分でない時があります。ポイント量を大きくとると動作が早くなります。小さくとると動作がゆっくりになります。放物線移動では放物線横方向の1回毎の横幅になります。

★★ 放物線移動係数を指定 ★★

放物線移動係数を指定とは係数を指定することにより、放物線の形状が変わります 0.01 ~ 2.0 の範囲で指定します。マイナス表示は放物線が逆向きになります。放物線は各節点間の距離が土台になります。距離が大きいと係数を小さくする必要があります。設定したあと移動経路に線を引く」で確認して下さい。描かれた放物線を確認し目的に合った係数を選択して下さい。放物線は土台が斜めでも実現します。

★★ 背景を移動する ★★

EXCELの背景を移動します。画面の大きさを横方向と縦方向に拡大して利用するのにこのスクロール機能は有効なのです。スクロールの移動方向は移動対象図形の移動方向と逆向きになります。左右方向の移動、上下方向の移動、斜め方向の移動、がありこの組み合わせの倍速もあります。スクロールを移動すというのはセルの横幅(列)、セルの縦幅(行)分を移動させているのです。移動対象図形と平行して動かすのでコントロールが非常に難しいのです。波うつ様なギコチナイ動きをするのです。時には倍速を使って調整するのです。各節点間の距離を細かく取った方がコントロールしやすいようです。

★★ アニメーション移動 ★★

アニメーション移動についてですが、2つの方法があります。1つは移動節点間を移動しながらパラパラ漫画の様に図形を繰り返し表示させる方法です。もう1つは移動しないでその位置でパラパラ漫画を表示させる方法です。図形は最大10個まで指定できます。並べた順に表示されます。ここで選択する前に準備が必要です。絵しばい対象のシートで多数ある図形の中から、アニメーションの対象とする図形を絞り込む必要があるのです。アニメーション移動対象に指定ボタンをクリックして図形を絞り込みます。絞り込みが完了したら、1つ目のアニメーションの方法はまず取り込みたい位置のセルを先に選択し、次に左側のマクロボタンをクリックします。アニメーション移動対象の図形名が表示されます。ここから表示したい順番に選択します。これだけだと1つ目の方法になります。2つ目は移動位置が静止した状態でアニメーションを表示させる方法です。1つ目の方法とほぼ同じですが、違うのは “演出用図形”で”静止型アニメーション”を指定します。これで静止型アニメーションが成立します。2つをリンクさせることで実現します。

★★ セルの位置 ★★

移動節点を決めますと左右(X)方向と上下(Y)方向の座標が移動設定シートに入力されます。「xyの座標」と同時にセルの位置を示す住所がここに入力されます。これの必要性はパソコンの環境が変わった時です。移動節点の座標はパソコンの環境によって変わります。ここで創った”絵しばい”を別のパソコンで表示しようとした時、そのパソコンに合わせた座標を設定する必要があるのです。

★★ 3Dモデルで(X軸)(Y軸)(Z軸)を基準に回転、変移角度を指定 ★★

Office2019だけ使用できる機能です。3Dモデルを(X軸)(Y軸)(Z軸)を基準に回転させることができます。Office2019では豊富な3Dモデルを備えております。図形の中で一番華やかです。

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“移動設定”シートと”移動設定を登録”シートでの注意事項

★★ 図形の移動時の速度調整について ★★

図形の移動時の速度調整については2つの方法があります。待ち時間で調整と平均移動量での調整です。 両者に長所と短所がありますので使い分けして下さい。

① ★ 待ち時間 ★

移動節点間で図形の移動時間を調整できます。移動を早くしたり、遅くしたりできます、プールダウンメニューから13段階から選択します。この機能はパソコンの環境により異なる場合があります。単独図形移動の場合は,その1つだけの図形に待ち時間が反映されますが、複数図形移動に適用しますと,その複数図形に同時に待ち時間が反映されます。その時の絵しばいのストリーに合わせて下さい

② ★ 平均移動量と放物線移動の横幅 & 繰り返しループ回数の関係 ★

平均移動量とは変移幅を意味します。プールダウンメニュから数値を選択できます。各節点間を移動するのに必要な移動距離を平均移動量で割ってループ回数を算出しています。ループ回数が多いということはそれだけ遅くなると言うことを意味します。1回の移動量は0.1 ポイントから100ポイントです。何の為に利用できるかと思いますが、図形移動の時間調整に利用できます。項目”待ち時間”でも時間調整できますがそれでも充分でない時があります。ポイント量を大きくとると動作が早くなります。小さくとると動作がゆっくりになります。静止した状態を表現したい場合は、0.1 ポイントから0.5 ポイントあたりを適用しますと完全な静止状態ではありませんが、あたかも止まっている様に見えます。瞬時に早く移動を見せたい場合は極端にポイント数値を上げます。またこの機能は動作時間が個々の図形のポイントに影響しますので複数図形の移動の移動時間調整に向いています。複数図形ではそれぞれの図形が独自の移動時間で動作します。ループ回数を大きく取りすぎますといつまでも終わりが見えません、気をつけましょう。

★★ 移動設定を登録”シートでの操作について ★★

絵しばいを作成するにあたって、移動設定シートをマクロの実行で移動設定登録シートに保存されますが、保存登録された後でも修正が必要な場合が多分にあります。修正は可能です、ですがバックでプログラムが作動しています。不要な変更はエラーを発生します。充分注意を払て修正する必要があります。

① 既に設定項目が登録されていて値を変更する場合です、移動設定シートを移動設定登録シートに保存しますと、シート名、図形名が記録されます。保存後新しいシート名にしたり、新しい図形名に変更した場合、そのままだとエラーになります。必ず移動設定保存シートに記録されている名前も変更しなければなりません、文字列が完全に一致しないとエラーになります。またシート上の図形を削除してしまった場合もエラーになります。

② 既に設定項目が登録されていて値を変更する場合です、移動点を微調整したい場合があります。節点の座標を示す図形の左右方向の位置(X)と 図形の上下方向の位置(Y)の値を手動で変えれば適用されます。入力値に気をつけて下さい、極端な数値もそのまま反映されます。

③ 既に設定項目が登録されていて値を変更する場合です、スタート時の図形の幅と高さも変更可能です。手動入力になります。

④ 既に設定項目が登録されていて値を変更する場合です、ほとんどのセルがプールダウン操作なので選択すれば良いだけですが、あるセルは計算式がバックに設定されているのでセルの値の削除はしないで下さい。計算式も削除されてしまいます。

⑤ 新しく節点を追加したい場合、特に注意が必要です。自己責任で行って下さい。左側に示される既に設定されている項目に合わせれば無難です。

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